2019年02月07日

バックパック RAGAZZO(ラガッツォ)

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イタリアのタンナー・ボナウド社が作る皮革、モンパルナス(Montparnasse)

この皮革を製作しているボナウド社(Bonaudo SPA)は
イタリアを代表するタンナーの1つで、カーフから鹿、羊、山羊、カンガルーなど、
主にクロム鞣しによる様々な皮革を製造しています。

1923年創業とその歴史は古く、途中イタリア戦線の戦火による被害などを乗り越えて
着実に発展を続け、規模の拡大や設備の近代化などを行いながら
現在ではイタリア内に3つの生産施設を抱える巨大なタンナーとなっています。

ボナウド社が生み出す上品で上質な皮革は世界中で需要が高く、
高級紳士靴やファッション系の様々なアイテムに至るまで、
名立たる大手メゾンからも高い信頼を得ています。

またボナウド社は持続可能性や環境問題に対する意識が非常に高く、
水やエネルギーの消費を最小限に抑えるべく
最新鋭の設備と自然を融合させた設備を導入するなど、様々な対策を行っています。

皮革の製造には水の存在が不可欠で、
実際にその製造工程では多量の水が使用されるため、
多くのタンナーが各国で取り決められた規制や社として定めた基準に則り、
排水をはじめとする自然環境への影響を減らす努力を行っておりますが、
ボナウド社はこの取り組みによって
結果的に製造工程で使用される水の量を半分に減らし、
且つその水は全て工場内で浄化するといった成果を上げているそうです。

モンパルナス

























厳選された良質な原皮を用い、鞣し終えた後の染色前の段階では、
半年間濡れた状態で皮革を寝かせ、熟成を行う事で強度を高めて
伸びに強い性質を引き出すなど、手間暇を惜しまない工程によって
極めて上質な皮革素材に仕上げられております。

実際にモンパルナスに触れてみると
その滑らかな手触りからは繊維密度の高さが伺え、
しなやかながらもコシがあるといった上質なカーフ特有の特徴を備えていることが分かります。
手触りはふんわりとソフトですが、しっかりとした強さも感じさせる感触です。

この革を使い製作されたワイルドスワンズ初のバックパックが発売されます。

オンでもオフでもフィットするスマートなバックパック、「RAGAZZO(ラガッツォ)」

ワイルドスワンズ RAGAZZO(ラガッツォ)